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2015-11-13

秋深まる11月。亥の子餅を食べて、無病息災と火の用心!

縁結び工房は、アジアと日本の伝統文化のご縁を結ぶ場所です。また、茶道からつながる世界をお届けします。

11月のお菓子といえば、亥の子餅ですね!
イノシシの子供・ウリ坊を思わせる色味の、餡を求肥で包んだ素朴な和菓子です。
旧暦10月の最初の亥の日にいただくもので、今年2015年は11月19日にあたります。

こちらは「鶴屋八幡」さんの亥の子餅。帛紗は、縁結び工房の古帛紗です。
s-亥の子餅_鶴屋八幡1

また、日本各地に店舗のある「たねや」さんでは、亥の子餅を、この日1日のみ限定販売されるようですよ!

そもそも、亥の子餅は、イノシシの子だくさんにあやかって、無病息災や子孫繁栄を願っていただくものです。
また、この日は、「炬燵開き」、「炉開き」の日でもありました。江戸時代、この日に炬燵や火鉢を使い始めると火事を防げるといわれていたのです。

「火事と喧嘩は江戸の花」という言葉があるくらい、火事は江戸に多くありました。火元になった所は、大変な責任を負うことになったようです。

これまでもご紹介している「みをつくし料理帖」のシリーズ第9巻「美雪晴れ」では、主人公・澪の親友・美緒の生家である大店「伊勢屋」が火事を起こしてしまいます。美緒の家族は、罰として財産を没収されて、ゼロからのスタートを余儀なくされてしまうのです。

また、宮部みゆきさんの短編集「幻色江戸ごよみ」の中の「鬼子母火」では、主人公・おとよの勤め先のお店で小火を出し、一室の天井を焦がしたところでなんとか消し止めました。おとよは、近隣に知られずに済んで、お店が潰されずに済むことに安堵します。

現代日本も、火事はあっという間に人の人生を奪ってしまう恐ろしいものです。
でも、ガスや電気ではなく、火で生活していた江戸時代の人々にとって、火事を防ぐことは何よりも大切なことだったのでしょう。亥の日が、現代よりも身近で、思いのこもった日であったことが想像されます。

私の生活の中では、この時期、お茶の御稽古で「風炉」から「炉」に切り替わるという大きな変化があります
久しぶりの炉のお手前にあたふたしてしまうばかりの私ですが、、、
「炉開き」があり、新茶の口切りの儀が行われるという、大切な季節。
気持ちも新たに、お稽古を頑張っていかないといけない!!! 身が引き締まる思いです。


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