ポルトガルつながりの和菓子とタイ菓子①
縁結び工房は、アジアと日本の伝統文化のご縁を結ぶ場所です。また、茶道からつながる世界をお届けします。
前回は、タイの老舗菓子店『Chan Kanomwhan』さんをご紹介しました。
こちら ↓『Chan Kanomwahn』さんで購入したお菓子の写真ですが、左端に写っている黄色いお菓子、なんだかわかりますか?
タイ語では『フォイトーン』と呼ばれています。フォイ(ฝอย)は細い線状のもの、トーン(ทอง)は金色。
つまり、『金の糸』というお菓子なのですが、どこかで見覚えありませんか?
そうです! 日本三大銘菓の一つと言われている、あの『鶏卵素麺』です。
安土桃山時代にポルトガルから日本に伝わった南蛮菓子ですが、なんと、タイにも伝わっています。
16世紀末、ポルトガル人の流れをもつ日系人の女性がタイ王宮のパティシエとなり、このお菓子をタイに伝えたそうです。
現在のタイでも、とても一般的なフォイトーン。手作りする方も多いです。
これを聞いて、日本の鶏卵素麺とタイのフォイトーンを食べ比べてみたくなった方、いらっしゃるのではないでしょうか?
タイバージョンは、タイに行かずとも、池袋にあるタイ菓子専門店『バーン・カノム・タイ(タイ菓子の家)』で、購入することができます!
タイよりタイっぽい作りで、かなりの甘さです。一度チャレンジしてみてください~