梅の実が熟す季節・6月の恵みをいただきます!

縁結び工房は、アジアと日本の伝統文化のご縁を結ぶ場所です。また、茶道からつながる世界をお届けします。

今年も、もう6月。
地球温暖化の影響なのかどうか、すでに梅雨入りしているとは思えないほど、晴天が続く東京です。
雨が降ったら降ったで、梅雨と言うよりは、東南アジアの雨期のよう。
強い日差しが照りつけ、真夏のような暑さと思っていると、突然、空に暗雲が立ち込めて、激しい雷雨が人々を襲う。。。

以前住んでいたバンコクでは、夕刻にスコールの気配を感じると、タクシーの争奪戦が始まりました。
争奪戦に敗れた時は、早々に帰宅をあきらめて、カフェでお茶を飲んで雨が止むのをのんびりと待っていたものです。雨を眺めながらいただくコーヒーも、なかなか情緒がありました。

話を梅雨に戻しましょう。

梅雨の語源は諸説あるようですが、一番風情があるのは、「梅の実が熟す時期の雨」説!

この時期にぴったりの和菓子といえば、東京・谷中の喜久月さんの「あを梅」。


味噌と砂糖を練り上げた餡が抹茶の入った緑の求肥で包まれて、まさに熟した梅の実が表現されています。
美味しくて、梅雨のうっとうしさも忘れてしまいます。

≪ ↑「あを梅」に青磁の平茶碗を合わせて。こちらの古帛紗は、もちろん縁結び工房のオリジナルです≫

「あを梅」をいただきつつ、梅酒作りも楽しみました。
飲み頃を夢に見ながら、梅の実りに感謝する6月です。

東南アジアの織物や工芸品を使った