新年にふさわしく、日本の良さを想起させる和菓子が食べたい!

縁結び工房は、アジアと日本の伝統文化のご縁を結ぶ場所です。また、茶道からつながる世界をお届けします。

皆さんの今年の初夢は、どんなでしたか?

初夢と言えば、一富士二鷹三茄子ですが、私はどれも夢に見ることはできませんでした。
なので、代わりに、今年最初のお薄を、富士山をかたどったお菓子と、茄子そのもののお菓子でいただきました。

富士山の方は、静岡県富士宮市大宮町の菓子処「藤太郎」の銘菓「富士のこけもも」。

茄子の方は、山形県鶴岡市の「大松屋本家」の「初なすび」。

苔桃は、富士山麓で採れたものだそうです。
それを砂糖漬けにし、落雁で竿状に固めたものをスライスしていただきます。その富士山の形の可愛らしさといったら、他にはちょっと見当たりません。

ナスは、出羽三山羽黒の麓の民田部落で栽培された小粒の民田茄子を砂糖漬けにしたもの。本当に、茄子そのものです。
茶道をしていない親戚は、「和菓子の世界って、ちょっと怖いくらいだね」と言っていました。それは、「想像を超えてる」という意味ではないかと思いました。

他にも、1月にふさわしい和菓子と言えば、「干支」にちなんだお菓子でしょう! 今年は「亥年」!

こちらは、両口屋是清の干支羊羹「亥」。親子で走る様子がなんとも愛らしい。

2019年も、美味しいお茶とお菓子をたくさんいただき、健やかな一年にしたいですね。 本年も縁結び工房をよろしくお願い申し上げます。

東南アジアの織物や工芸品を使った