ポルトガルつながりの和菓子とタイ菓子②『ガラメー』

縁結び工房は、アジアと日本の伝統文化のご縁を結ぶ場所です。また、茶道からつながる世界をお届けします。

「ポルトガルつながりのお菓子」というお題で、前回(といってもずいぶん前ですが、、、)、タイで『フォイトーン』と呼ばれている『鶏卵素麺』をご紹介しました。

今回ご紹介するのは、『ガラメー』です。
『ガラメー』と言われても、皆さんピンとこないと思いますが、日本で言う『キャラメル』のことです。
そう、タイにもあるんです『キャラメル』が!

日本の『キャラメル』は、砂糖・牛乳・生クリームなどで作られていますが、タイのものは、きび糖や椰子糖、ココナッツミルク、もち米などから作られます。

材料を見ただけでも、東南アジアの香りが、ふわぁ~と漂ってきますね。

茶色い砂糖が使われるので、日本のキャラメルに比べて色は黒っぽく、もち米が入っているので、触感はなんとなくもっちり。舐めるというよりは、食べるという感じ。それが『ガラメー』です。

大航海時代に、日本にポルトガルのお菓子が伝来したように、東南アジアにも、様々なお菓子が伝わってきました。それらがフォイトーン(鶏卵素麺)やガラメーなのです。

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ガラメーは、ひとつひとつ、バナナの葉などで包んであることが多いですが、この写真のガラメーは、何で包んであるのかちょっとわかりません。木か竹の皮でしょうか?

この皮を剥いてパクッとお口に入れると、日本のキャラメルとは一味違う、タイならではのガラメーの甘さが広がっていきます。

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縁結び工房の茶道体験講座でも、御干菓子として一度お出ししましたが、皆さん口を揃えて「おいし~い!」とおっしゃっていました。

市場や、デパートの中のスーパーなどでもよく売られているので、タイに行ったら、是非、食べてみてください~!

東南アジアの織物や工芸品を使った