2020年夏、心に蓮花を咲かそう!

縁結び工房は、アジアと日本の伝統文化のご縁を結ぶ場所です。また、茶道からつながる世界をお届けします。

2020年の7月は、各地で記録的な豪雨が続きましたが、気象庁によると、1946年の統計開始以降、降水量は西日本と東日本で最多。日照時間は、最も少なかったそうです。
それが8月に入った途端に「酷暑」となってしまいましたね。

厳しい気象状況の中、新型コロナウイルス感染症に加えて、熱中症の方々を助けてくださる救急隊員の方々や、医療関係の方々に感謝申し上げるとともに、withコロナで頑張る全ての人にエールを送ります。

イベントもなく、友人にも会わず、淡々と日々を過ごすこの夏、楽しみは、自宅でいただくお抹茶。
涼しげな和菓子に心が弾みます。

葉山は日影茶屋のれんこん餅。蓮根のでんぷんと、黒砂糖と和三盆を練り上げたもの。

 

一つ一つ丁寧に包まれた笹の葉を開けると、そこには光り輝くれんこん餅が!

千住は喜田屋さんの水饅頭。こちらは葛を使っています。

 

 

 

 

新宿区曙橋の大角玉屋さんの青紅葉。

鶴屋八幡さんの待宵草。こちらも葛ですが、中は黄身餡です。 大好きなので、このところ、毎年いただいています。

このかわい過ぎるスイカは、浦和の銘菓・菓匠花見さんの白鷺宝の夏限定バージョン。贈り物にも喜ばれそう。

森八さんの麩饅頭も、丁寧に笹に包まれています。笹の香りにまじって、ほんのり磯の香りがするのは、青のりが入っているから。

とらやさんの「打水」。きんとん製。白いそぼろに散った水色の琥珀糖が、まるで白い玉砂利に水を打ったよう。

私にとっての楽しみは「菓子を選ぶこと!」だったこの夏ですが、、、

戦後75年の節目の夏でもありました。
戦争体験を語る方々が少なくなるなか、多くの人が一堂に会することが許されない状況となり、記憶を受け継ぐことが危ぶまれますが、どんな状況になっても、受け継がなければならないのだと思います。

災害や飢饉などで命を失った人々の鎮魂のために始まり、現代に生きる我々に喜びを与えてくれる花火大会ですが、これもほとんど全て中止になるなど、鬱々とした思いを抱える方も多いことと思います。

こんな日々があとどれだけ長く続くかはわかりませんが、どんな状況にあろうとも、全ての人が、それぞれの心に、美しい蓮の花を咲かせることができるよう祈ります。
LOVE & PEACE !!!
NO SMILE NO LIFE !!!

東南アジアの織物や工芸品を使った